2025年5月15日、「妄想実現課」第2期がスタートしました。
今年度は、市職員や地域の大人たちもチームに加わり、対話と実験を重ねながら、まちの未来を一緒に考えていきます。
プロジェクトの始まりに行われたのは、オリエンテーションと問いをめぐるワークショップ。
ワークショップでは、昨年度の1期生が生み出した21の「問い」の中から興味をひとつ選び、グループで意見やアイデアを交わしました。
「問い」から始まる、新しい地域づくり
第2期は、「問いを“実現”する」ことが大きなテーマ。
昨年度は、それぞれの違和感や関心から「問い」を言語化することに重きを置いてきましたが、今年度はそれを出発点に、プロジェクトとしていきます。
出発点となる問いは、「日野市をバズらせるには?」「誰でも来られる場所をどうつくる?」「寄り道したくなる場所って何だろう?」といった、素朴で個人的な感覚から生まれたもの。
SNSで話題になることのメリットとリスク、誰でも来られる場所をつくる難しさ、滞在したい場所とふらっと立ち寄りたい場所の違い……。
3つのチームそれぞれが、自分たちの問いと向き合いながら、その可能性を探っていきました。
自分を掘り下げて取り組みをつくる
ディスカッションの中で印象的だったのは、「こうすればうまくいく」よりも、「どうなっていたいか」という“私と問いとの関係性”に焦点が当たっていたこと。
たとえば、「日野市ってどこ?」と聞かれるのが悔しい、という思い。
あるいは、ちょっとだけ立ち寄れる、誰かとつながれる場所がほしかったという感覚。
「自分の中」を掘り下げたことで、紹介制で人がつながっていく仕組みや目的を持たずにふらっと立ち寄れるプレイスの発想、あえて中心を決めず、主役が入れ替わっていく構造の提案などにつながっていきました。
妄想実現課の根底にあるのは、そんな“私”の実感からと取り組みを生み出していくことです。
妄想実現課長の鈴木は、こう話します。
「“だって妄想だし”って言えることは、この取り組みの強みです。」
正解がわからないからこそ、一人ひとりの違和感が起点になる。
そのプロセスこそが、誰かの共感やまちの変化を生む一歩になります。
7月・8月は市民も参加できます
第2期妄想実現課は、今後さらに動き出しています。
6月にはゲスト講師とのワークショップ、7月には市民によるプロジェクト投票、8月にはクラウドファンディングを予定。
問いを言葉にし、実験し、まちに投げかけていく実践フェーズに入っていきます。
市民の皆さんがアイデアに投票したり、共感したプロジェクトを応援したりできるのも、このプロジェクトの魅力です。
7月以降は日野市地域共創プラットフォームから参加できますので、ぜひご注目ください。
まだ形になっていない「問い」だからこそ
妄想実現課にあるのは、すぐに形になる政策や解決策だけではありません。
でも、「問い」があることで、自分自身の感覚がまちと接続されていく。
そんな感覚が、今回のオリエンテーションには確かに流れていました。
この夏、若者たちの「問い」がまちをどのように動かすのか。
引き続き、その過程を一緒に守り立てていただければと思います。




