【パブリックコメント募集終了】「日野市総合教育大綱」改定案

改定内容

改定の経緯

1.令和6年度第1回日野市総合教育会議(令和6年10月4日開催)で改定について協議

議事録は次の市ホームページからご確認ください。

令和6年度第1回総合教育会議|日野市公式ホームページ (hino.lg.jp)

2.令和6年度第2回日野市総合教育会議(令和7年2月20日開催)で改定案について協議

議事録は作成中ですが、各委員の意見は次の通りです。

〇堀川教育長

 そもそも教育大綱とは何かということですけれども、法的な根拠としては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律、いわゆる地教行法の第一条の三において、地方公共団体の教育、学術および文化の振興に関する総合的な施策の大綱を市長が定めるということとされています。

 この背景においては、教育委員会が市長から独立をした行政委員会として法的に位置づけをされている中にあって、市全体として目指す方向性を明確化して共有をするということ、そして、市長部局と教育委員会の一層の連携のもとで子どもたちを育てていくということ、この二つのことのために策定をするんだと理解をしております。

 本日議題となりました改定案につきましては、2030ビジョン、そして、第4次学校教育基本構想をはじめ、この間の市長部局、そして教育委員会の様々な政策や方針のアップデートを踏まえた、市長部局と教育委員会が共有する未来に向けた決意表明とも言える案になっていると思います。

〇髙木教育長職務代理者

 日野市教育大綱改定案は日野地域未来ビジョン2030や第4次日野市学校教育基本構想などをはじめとします、近年策定されました日野市の各種の基本構想や基本計画との整合が図られ、わかりやすく整理されていると感じております。昨年10月の第1回のワークショップでの論議内容を大きく5つの要素に分類し、日野市が目指すまちの姿として工夫された表現で示されています。

 改定案の構成についての私の解釈としては、第1項から第4項までは日野の学びと育ちについて大きな分野ごとに、さらにステップアップして目指すまちの姿を示し、5項目目は子どもの権利保護として、第1項から第4項までの各分野に共通する基本的な目指すまちの姿として示していると考えております。

 特に、第5項の子どもの権利の保障について、今回明確に記述されたことは大変意義あることと理解しています。日野市では、日野地域未来ビジョン2030の策定をはじめとして、すでに各種の計画づくりや推進にあたっては、広く子どもたちとの対話や各種の実践を重ねながら進められてきています。そのことのさらなる推進は、これからも子どもたちの持続可能な社会の担い手としての学びと育ちに大変重要であり、欠くことができないものと考えています。

 私自身は、今回の改定案の大きなポイントと感じております。

 以上のような観点で、提起いただきました日野市教育大綱改定案につきましては、適正で妥当な内容と判断しています。

〇真野委員

 はじめにビジョンのテーマについてですけれども、幸せのタネを育て、そのありたい姿の花を咲かせていくというコンセプト、市民の皆さんにもイメージを共有していただきやすい内容ではないかなと思います。

 初めにビジョン案をいただいたとき、正直な思いなんですが、種は植えるものであって、苗とか若木を育てる方が、学びや育ちには向いているんではないかなと思いました。しかしながら、お互いの幸せを思い描きながら、幸せの種はどういうものかなって、考え、その種作りから始める、まさに地道な作業こそが、人を育てることにもつながるんではないかなと思いますと、このビジョンのテーマが、私も腹落ちしました。

 意見としましては、広く市民の皆さんにこのイメージを共有し、腹落ちしたものとしていただくためには、こういう文章だけでなく、デザインの力を借りてもいいのかなと思います。

 続いて、5項目についてですけれども、文章一つ一つに込められた思いは、日野市のありたい姿を思い描ける内容になっていると思います。特に第4次学校教育基本構想のテーマを入れていただいている点、また日野市に住んでいてよかったという、このキーワードなど、市民の皆さんにも共感していただけるものではないかと思います。

 最後になりますが、せっかくいいこの学びと育ちの日野ビジョンが出来上がりましたので、やはり文章だけでなく、この文章の元になる考え方とか、そういったものまで、広く市民の皆さんに共有し、共感していただくためにも、何か考えられないかなと思います。例えばですが、動画などでの発信とか、いろんなことも考えられるかなと、思いますので、ぜひご検討いただければと思います。

〇正留委員

 前文については、簡潔でわかりやすいものとなっていると思います。ビジョンのテーマを含め、幸せの種の表現は伝わりやすく、イメージしやすく、優しい表現でいいと思います。

 本文1について、子どもたちのそれぞれの可能性を大切にしたもの、育むべき力が第4次学校教育基本構想にもつながり、目標が明確でわかりやすいと思います。本文2と3については、子どもたちを何から守るかの視点、インクルーシブの視点で目指すものが示され、自他の尊重の実現に向け、果たすべきことが具体的に示されており良いと思いました。

 本文4については、個々の想像力の育成の大切さが示され、豊かな感性を育むものを目指しているものとなっている点が大変いいと思います。

 本文5については。日野市の未来の担い手である子どもたちの可能性を大切にした、日野の目指す社会の実現に向けて果たすべき役割と、大人が子を信頼し、子どもたちとで作っていこうという表現が大変いいと思いました。

 重複しますが、全体的に簡潔でわかりやすい表現が伝わりやすく、目指す日野市の姿が適切であると思いました。

〇岩下委員

 前回のビジョンと今回の改定案、根底を流れる大切にしたい事柄は変わっておらず、子どもたちの学びと育ちにとって、それらが普遍的なものであるということが伝わります。

 前文にも、日野市がこれまで大切にしてきたことを守り育てると示されている通り、大切な事柄であるからこそ、繰り返し言葉にし、表明することに意味があると考えます。

 また、本文各項では、子どもの権利、命、心など、守られなければならない事柄からは守り、多様性の尊重にも触れ、子どもの意思の尊重とサポートを表明しています。子どもが自分ではどうしようもないことで悩み苦しむ場合には寄り添い守り、子どもの意思には伴走するという姿勢が示されていると感じました。一人の大人として関わりたいと思う日野のビジョンであり、迷いが生じた時に立ち戻る指標になっていると考えます。

 子どもたちは、外の世界を知ったときに、このビジョンによってもたらされたものが自分の中にタネとしてあるということを知るでしょう。そのタネが花を咲かせ、実をつけて、また新たなタネになることを期待します。子どもたちを包み、見守り、支援する姿勢を日野市らしい表現で示した本改定案を進めていただきたいと考えます。

改定案

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項目に関する説明

メインテーマ「しあわせのタネを育てあう日野の学びと育ち」について

日野市総合教育大綱は、日野市における教育、学術及び文化の振興に向けた各種計画をたてるためのあるべき姿をとらえたものとして、日野地域未来ビジョン2030において表現した日野の学びと育ちとした。

本文について

日野市を主語に目指すまちの姿をあらわすものとして表現しております。

第1回の会議で出された要素を次の5項目に分類しました。

 ①ウェルビーイングと学び

 ②福祉、家庭

 ③多様性、つながり、地域

 ④芸術、スポーツ、体験

 ⑤子どもの権利

本文1には、ウェルビーイングと学びについて、子どもたちの学びを通して、子どもも大人も誰もがウェルビーイングを高めるまちを目指していくことを、第4次学校教育基本構想、第1回会議で出された要素より言葉を選定しました。

第4次学校教育基本構想において、子どもたちに育んでもらいたい力を「すべての“いのち”がよろこびあふれる今と未来をつくっていく力」とされ、また、この力を育むために、みんなが当事者として、みんなでつくっていくことが示されております。

こうした日野市教育委員会が定めた第4次学校教育基本構想の理念を応援していくまちを目指していきます。

本文2には、安心のための福祉的な支援について、子どもたちを守ることや自分らしく育つことにより、家庭が安心して子育てできるまちを目指していくことを、前回大綱、こども計画、第1回会議で出された要素より言葉を選定しました。

いじめ、虐待、貧困は、福祉分野だけでなく、教育分野と相互に連携して取り組む大きな課題です。こうした課題に行政が一体となって取り組むことにより、子どもたちも自分らしく、そして家庭がそれを応援できる体制となることを目指しています。

本文3には、多様性を尊重し、つながりを持つことを地域と共に育んでいくまちを目指していくことを、前回大綱、地域福祉計画、学びあいプラン、第1回会議で出された要素より言葉を選定しました。

多様性を認め合うことは、家庭、学校という身近な社会の中で学ぶだけでなく、地域の中で学び合うことで、より大きな世界を知るきっかけとなります。

日野は、多様性を認め合う環境を持っている素晴らしいまちであり、今後も時代の変化に対応しながら、その環境を大切にしていくことで、日野に誇りをもってもらえるまちを目指します。

本文4には、芸術やスポーツなど、さまざまな体験を通じて、自分らしいやり方で、自らを表現できるまちを目指していくことを、前回大綱、スポーツ基本計画、第1回会議で出された要素より言葉を選定しました。

芸術やスポーツは、多様なあり方を尊重する、自己表現の一つでもあり、心身の健康に寄与するものでもあります。

それぞれのライフスタイルに応じて、さまざまな機会があり、その一つ一つの体験を大切にしていくまちを目指します。

本文5には、子どもの権利保障について、子ども条例、子ども計画、第1回会議で出された要素より言葉を選定しました。

平成20年に制定された子ども条例の前文は、「いつの時代にも子どもは社会の宝であり、日本の尊い「財産」であり、未来への希望です。すべての子どもはかけがえのない存在として、その尊厳は守らなければなりません。」から始まります。

これは、今日における、国のこども基本法、こども大綱の考えと共通するものです。

日野の歴史に脈々と受け継がれる原則として、子どもたちの権利を保障するまちを目指していきます。

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